<使命>
個々の企業の強みを把握し、それを業績に結び付けることを使命として、「中小企業の火を再燃させる触媒」となって、日本の産業のダイナミズムの発場に貢献します。
<理念>
目先の利害や感情、先入観に惑わされることなく常に物事の「実相」をとらえ、身の丈にあった経営を目指して「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」「従業員良し」のバランスのとれた企業作りを皆さまと協議して実現します。
<事業領域>
経営革新をテーマとして、皆様の企業に対してコンサルティングおよび専門的サービスを提供します。
メッセージ
<中小企業の現状>
中小企業が中小企業基本法により、「我国経済活力の源泉」と位置付けられて10年以上が経過しました。
その間、高齢化の進展および後継者不足、市場における新興国の台頭、急激な技術革新などにより廃業率は開業率を上回り、企業数も毎年、減少の一途を辿っています。
しかしながら、そういった厳しい環境の中にあっても、自ら柔軟かつ迅速に市場の変化に対応することで粘り強く勝ち残ってきた中小企業が数多くあることも事実です。
<中小企業は弱者か?>
中小企業基本法が平成11年に改正される以前、中小企業は「画一的弱者」と位置付けられ、ひたすら規模の拡大による弱者からの脱却が求められてきました。
しかし、我国経済が成熟し、産業構造が変化する中で、中小企業の多様性が認識され、産業の下支えとしてその評価が改められています。
<有名になること、大きくなることのみが成功の証か?>
松下幸之助氏は「人生における本当の成功」について次のような内容の講話を行っています。
「成功というと、ともすれば社会的地位や収入で論じられがちである。 しかし、本当の成功とは、仕事において自分の天分を十分に活かしきること、つまり自らの適性に生きることである。そしてそのためには、自分の適性がどこにあるのかを求め続けるとともに、名誉や利欲に動かされず、自らの適性に従って生きる(仕事をする)ことが大切である」(PHP総合研究所編 松下幸之助が直接語りかける「仕事で大切なこと」より)
これは個人の仕事における「本当の意味での成功」について述べたものですが、個人を企業に置き換えても成功というものの核心をとらえているように思えます。
「自分の天分を十分に活かしきり、自らの適性に生きる」とは、企業に置き換えれば「自社の特性を見極めて、強みを活かすこと」であり、「名誉や利得というものに動かされず、自らの適性に従う」ということは、「栄誉心にかられた規模の拡大や目先の利益にとらわれず、自社の力を発揮できる最適なポジション(機会市場)において競争優位性を築く」ということにつながります。
但し、その結果として、その企業が必ずしも大規模な、あるいは有名な企業になるとは限りません。しかし間違いなく、市場における自社の最適なポジションにしっかりと根をおろし、身の丈にあった着実な発展を遂げていくに違いありません。
そして、その過程で無理なく生み出される価値が高く社会に認められ、そこから適正な利潤や従業員の満足が導き出されることで、自ずと「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」「従業員良し」の ”四方良し”のバランスのとれた企業が出来上がります。例え規模が小さくても、それこそが企業にとって「本当の成功」ではないでしょうか。